2026.11.6
「愛のある組織づくり」とは? デイサービス管理者・亀田が語る“誰かのための行動”
ダレタメで月1で行われている社内研修会。普段は代表の中島が講師を務めることが多いのですが、第6回の社内研修では特別にデイサービスセンターダレタメさってにて管理者を務める亀田さんが講師を担当いたしました!
「答えを当てるのではなく、『自分ならどうかな?』と一人ひとりが考える時間にしたい」という亀田さんの言葉からスタートした本研修。学びと気づきに溢れたその内容をダイジェストでお届けします!

今回のテーマは、『“愛”のある組織づくり』。
【1. 自由と規律:「みんな違っていい」の本当の意味】
研修の序盤、亀田さんが投げかけたのは「“愛”のある組織って、どんな組織だと思いますか?」という問いでした。
多様性を尊重する時代において、「みんな違っていい(DIFFERENT IS OK)」という考え方は不可欠です。年齢・国籍・経験・性格など、違う人が集まるからこそチームとしてできることが増えます。
- ・「みんな違っていい」と「何をしてもいい(好き勝手)」は別。
- ・「私はこういう人だから」「苦手だから」と、ルールや責任をすべて“個性”で片付けてしまうと、一緒に働くのは難しくなる。

亀田:挨拶や時間を守ること、安全手順、報連相といった「共通の土台(規律)」を全員がしっかり守るからこそ、その上で「自分で考える」「助け合う」「新しいことに挑戦する」といった「自由」が活きてくるのです。

【2. チームをつなぐ「4つの配り」と行動】
異なる考えを持つ人たちが一つのチームとして働くために必要なのは、次の「4つの配り」です。
- 1.目配り:全体を見わたす
- 2.気配り:先に気づいて動く
- 3.心配り:気持ちに寄り添う
- 4.思いやり:相手の立場を想像する
亀田さんが特に強調していたのは、「気づくだけでは相手に何も届かない。行動に移すことが最も大切」だということでした。
フロアや業務全体に目を向け(見る・気づく)、自分に何ができるかを考え、「大丈夫?」「何かやる?」と声をかける。そして「やっとくね」と自ら動く。 この「配りの視点」は、ご利用者様だけでなく、一緒に働く仲間、次の勤務者、他事業所の人に対しても向けられるべきものでもあるという考えを共有しました。

【3. 3つのケースワークで考える「その行動の先に、誰がいますか?」】
研修の中盤では、日々の現場でよくある3つのシチュエーションをもとにケースワークを行いました。
【CASE 01】:自分の仕事が終わったとき
自分の担当業務が終わった時、周りがバタバタしていたらどうするか? 「手伝うことだけが正解」ではありませんが、大切なのは「周りを見て『何かできるかな?』と考え、動くこと」。「気づいた人だけがやればいい」状態にせず、一人ひとりが少しずつ周囲に目を向ける姿勢が求められます。
【CASE 02】:今日の「ラク」と次の人の負担
勤務終了間際、「明日でいいや」と業務を後回しにしていませんか? その一時のラクは、巡り巡って次に勤務する仲間の負担になります。「送迎の道順を調べる」「ヒヤリハット報告をその場で出す」「翌日の準備をする」など、小さな配慮を次の人へつなぐことが、より良いチームワークに繋がります。
【CASE 03】:苦手・合わない人との関わり方 誰にでも苦手な人はいます。大切なのは「感情があることと、それを態度に出すことは別」ということ。 相手によって報告・連絡・相談や挨拶の質を変えない。「誰と仕事をしても変わらず自分の仕事の質を保てるか」を自分に問いかけることがプロ意識です

3つのケースに共通するのは、「自分だけを見るか、自分以外の誰かまで見るか」ということで、亀田さんは研修を通じて、一貫してこの問いを投げかけました。
「その行動の先に、誰がいますか?」
ご利用者様、ご家族、ケアマネジャー、同じ事業所の仲間、会社全体――。 自分の行動の先には、必ず「誰か」が存在しています。

【4. 愛のある行動をする人と、気をつけたい行動】
研修では、「愛のある行動ができる人」と「見直したい行動」についても具体的に整理されました。
【愛のある行動ができる人】
- ・全体を見られ、一時のラクを選ばない
- ・自分も他人も「どうせ無理」と決めつけない
- ・頼まれる前に「やっとくね」と自ら一歩動ける
- ・誰と仕事をしても態度や質が変わらない
- ・損得ではなく「誰かのために」で動ける
【気をつけたい行動・思考】
- ・判断基準が「自分本位」になっている
- ・好き嫌いやラクさで仕事を選んでしまう
- ・極端思考(0か100か・敵か味方か)で捉えてしまい、指摘を「全否定された」と受け取ってしまう
- ・「感情」と「事実」を混同してしまう
亀田:もし仕事で「できないこと」に直面しても、それを隠したり放置したりせず、「今できないことと、ずっとできないことは違う」「ここまではできます、手伝ってください」と意思表示をすることが、成長への次の一歩になります。

【5. 明日からの一歩】
「愛のある組織」は、特定のリーダーや誰か一人が作るものではありません。 一人ひとりが少しだけ自分以外の誰かを思いやり、行動することの積み重ねでできていきます。
明日からできる「小さな一歩」として、亀田さんは次の4つを挙げました。
- 1.まわりを、一度見てみる
- 2.声を、一回多くかける
- 3.「やっとくね」を一回増やす
- 4.苦手なことを、一回やってみる
亀田:大きなことを始める必要はありません。自分の行動の先にいる「誰か」をほんの少し想像しながら、明日からの業務に活かしていきましょう!
管理者として現場とスタッフに寄り添う亀田さんならではの、優しくも軸の通った素晴らしい研修でした。受講したスタッフも「日頃の自分の行動を振り返る良いきっかけになった」「明日から『やっとくね』を増やしたい」といった声が多く聞かれました。ダレタメはこれからも、お互いに愛を持って高め合える組織づくりを目指していきます!
