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2024.9.25

スタッフブログVol.96 訪問介護ステーションダレタメ

防災の日は毎年9月1日に行われますね!

今年の防災の日は既に過ぎてしまったのですが、改めて防災の事を学んでみたいと思い、今回のテーマにしてみました。

防災の日が9月1日に制定された理由は2つあります。

皆さんご存知のように大正12(1923)年9月1日、関東大震災です。神奈川県西部を震源とするマグニチュード7.9と想定される大地震が発生しました。東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、山梨県などの首都圏は、震度6弱から7相当の揺れを観測しています。全国での死者・行方不明者は10万5千人超、住宅全壊・消失建物は合わせて32万余りと、明治以降の日本では最大規模の災害でした。

もう1つは1959年伊勢湾台風の教訓を忘れないようにするために防災の日の制定のきっかけになったと言われています。

この日は、さまざまな地域で防災訓練やシンポジウムが行われます。

この数十年を振り返ってみると、地震や豪雨、台風、豪雪などの大きな災害がたびたび起きています。「自分の住む地域は大丈夫だろう」と思っても、災害はいつどこで起こるか分かりません。

防災の日を契機に、家庭での備えを見直してみることが大事ですが、皆さん準備は万全でしょうか?

(例)防災用品チェックリストです

【連絡手段を「確認する」】

(引用元:災害用伝言ダイヤル(171) | 災害対策 | 企業情報 | NTT東日本)

災害が発生したとき、家族とどのように連絡を取り合い、安否を確認するのかを話し合っておくことも必要です。「連絡を取り合う方法は何か」「集合場所はどこか」などを決めておきましょう。

参考までに、災害時には次のような連絡手段があります。

上記の他にも、NTTドコモやau、ソフトバンクなどの業者でも災害用のサービスを提供しています。

【子ども向け】防災の日に行う取り組み事例

災害が起きたときに特に注意したいのが、子どもや高齢者、障がい者など、自力での避難が難しい人たちの対応です。ここでは、防災の日に取り組みたい、子どもに必要な防災についての学びを紹介します。

【避難訓練をする】

災害時を想定した避難訓練を行います。ポイントは、

①安全に避難できる

②避難方法に慣れるの2点を目標に行います。どのような危険があるのか、それに対してどのような指示を出すのかなどの確認をします。また、日常とは異なる非常事態に慣れることも必要です。実際に訓練をして初めて分かることもあります。問題点を洗い出して対策をしましょう。

また、

③保護者への連絡や引き渡しの方法についても決めておきます。どのような手段で連絡するのか、どこに避難するのか、といった情報を保護者に伝えておくことも重要です。

【防災について考える】

避難訓練と併せて、防災に関する知識も学びになります。例えば、避難訓練の約束事を分かりやすく説明する言葉に、「おかしもち」があります。「おかしもち」は保育園や学校などで使われる標語ですが、防災の日にあらためて伝えます。

■「おかしもち」とは

【防災に関して私たちができること】

防災のために私たちができることは、防災の日の取り組みだけではありません。日頃からの備えも重要です。そこで、継続して準備したい防災対策のポイントを確認していきましょう。

地域とのつながりを大切にする 阪神・淡路大震災では、家屋の下敷きになった人たちのうち、家族や地域の人たちに救出されたのは77%と高い割合でした。地域の人との交流や近所付き合いを通じて助け合える関係を築くことは、防災の第一歩です。近所に高齢者や助けの必要な人はどのくらいいるのかといった情報も役に立ちます。まずは、あいさつから始めると良いでしょう。

【家具類の転倒・落下・移動を防止する】

近年の地震により負傷した人の30~50%は、家具類の転倒・落下・移動が原因という報告があります。家具類によりけがをしないためには、次のような対策が有効です。

なるべく部屋に物を置かない

家具類を固定する(L字型金具で壁にねじ止めをする、天井との間にポールを設置して固定する、粘着マットで床面に接着するなど)

キャスター付きの家具は、ロックをするか、下皿を使い移動しないようにする

ガラス飛散防止フィルムを貼り、割れたときに破片の飛散を防ぐなど

防災の日には、ねじが緩んでいないか、器具が劣化していないかなどを点検する日にしても良いでしょう。

防災とSDGs

最後に、防災とSDGsの関係を確認します。防災はSDGsの目標11「住み続けられるまちづくりを」につながっています。

目標11「住み続けられるまちづくりを」

目標11「住み続けられるまちづくりを」は、2030年までに水関連災害などの災害による死者や被災者の数を減らすことを目標に掲げています。また、総合的な災害リスク管理を行うことも含まれています。

地域とのつながりを大切にするほか、避難情報の意味を知る、家具類の固定などを行いましょう。

防災は、まちに住む私たち自身を守ることが最も重要です。災害が起きてしまった際にまちを復旧するのは、ほかならぬ私たちです。誰一人取り残されることなく災害への備えをすることや防災への意識を高めることは、目標の達成につながります。